Hands-Onながさき ~ながさきのNPO・ボランティア活動サポート団体

長崎のNPO・ボランティアをサポートする任意団体。 連絡先:handson.nagasaki@gmail.com(@を半角に変えてください)

カテゴリ: 調査

ながさきNPOリソースマップができました。
4団体を取り上げ、表紙と裏表紙を入れて6ページです。
ながさきNPOリソースマップ(PDF

ご協力いただいたのは下記の方々です。
nobiya(諫早市:音楽と芸術で諫早を盛り上げる)
NPO法人チャイルドライン・ながさき(長崎市:子どもの気持ちを聴くフリーダイヤル)
全国膠原病友の会 長崎支部(長崎市:患者自らの活動)
Take it! 虹(長崎市:LGBT仲間たちの集い)
取材参加:大学生ボランティアの方(長崎大学やってみゅーでスクからの紹介)

本会代表の「NPOのことをもっと知りたい」という声がきっかけです。
長崎のNPOが取り組んでいる課題、活動をよりリアルに感じ、
ボランティア活動をしたいという人と繋がりやすくしようというのが狙いです。

取材するボランティアを募集して、NPOのことを全く知らなかった大学生ボランティアさんが、本会会員と一緒に取材しました。

参加した大学生ボランティアさんは
「長崎にこんな課題があること自体知らなかった。そしてその課題を解決しようという活動を知ることができたのは自分にとってとても視野が広がる経験でした。
このマップを見た1人でも多くの方が、これらの団体の活動に興味を持ち、参加してくれることを願っています。」
という感想をいただき、少しですが、長崎の現状を知ってもらう事ができました。

本会のかわしまは
「取材をしていると、団体の取り組みを誰かに伝えたいという気持ちが大きくなりました。」
と編集後記で述べています。
直接、お話を聴くことでその想いがかわしまに伝わり、
その想いを広げていこうという力になることがわかります。
これはネットではなかなか得られないことかもしれません。


本会代表の平山は
「取材をさせていただいた全ての方がしっかりとした『ビジョン』『軸』をもって活動に取り組まれていることでした。」
とその人の中にある本質をとらえています。
これもメールやウェブサイトだけでは感じることが難しいことかもしれません。

今回のマップ作りはパイロット的にやってみました。
マップをどう表現するのかメッセンジャーでもリアルでも何回も打ち合わせしました。
これらの小さな活動の積み重ねがマップという形になりました。

一つ一つの活動は地味で普通で取りとめもないことですが、
それを目標(マップ化)に向かって複数のメンバーで続けることができたということが
本会の今回の大きな収穫でした。

最後に本会平山からお礼を申し上げます。
「今回取材を快くお引き受けくださいました各団体の皆様に御礼申し上げます。ご協力ありがとうございました。」

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☆ハンズオンながさきはながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする任意団体です。
相談はコチラまで↓
handson.nagasaki@gmail.com
※本会会員はみんな他に仕事をしたり、NPOで活動したりしながらこの活動をしています。
そのためご連絡を頂いてもすぐに対応できないことがありますので予めご了承ください。
ご連絡はメールでお願いします。
電話などを希望する場合はご都合の良い時間帯などをご記入ください。
折り返し本会からご連絡いたします。
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ながさきNPOリソースマップ作り進んでいます。

NPOへの取材を通して、長崎の課題、課題解決の取り組みを知ろうという事業です。
ウェブサイトや広報誌で分かる情報もありますが、
やはり直接お会いして、どんな事が課題なのか、その課題が何で生じているのか、
それを解決するために何をやっているのかを体感する作業は大事だなと思います。

これまで、
NPO法人チャイルド・ラインながさき さん
Take it!虹 さん
nobiya さん
を取材させていただきました。

本会の担当者+NPOに興味がある学生ボランティアが一緒にインタビュー。

取材を重ねるごとに学生ボランティアの方がNPOに対してより興味が深まっていくのが分かります。

子どもの事、セクシャルマイノリティの事、人が集まる場づくりの事。

それぞれに抱えている課題があり、それに対して必死に何とかしようと頑張っている姿が伝わっています。

この後も少しずつNPOの取材を進めて、皆さんに見えるようにマップ化していきます。
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こんにちは。
ながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援団体のハンズオンながさきです。

少し前の話になります。
知り合いに車いすを利用している方がいます。

この方が長崎市内でタクシーに乗ろうとしたところ、乗車拒否をされました。
車いすの方を乗せたことがないからという理由だったそうです。

そのことを長崎市タクシー協会に相談したところ、改善した。。
のではなく、乗車拒否されたタクシー会社のすべてのタクシーから乗車拒否されたそうです。

それも2社。

この車いす利用の方は大村や佐世保でもタクシーを利用するけれど、乗車拒否は無かったそうです。
当然、経験のないタクシー乗務員さんに当たることもありましたが、不器用ながらも会話しながらケガしないように乗せてくれたそうです。

佐世保のタクシー乗務員さんは「ケガさせるのが怖いです」といいながらも一生懸命やってくれたそうです。

長崎市のタクシー会社の対応がすごく悲しいとおっしゃってました。

観光都市、交流人口の増加を目指す長崎市。

掛け声で終わらないように自分たちも作っていかなくては。
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こんにちは。
長崎のNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援団体のハンズオンながさきです。

長崎県県民協働課が毎月末で県内のNPO法人の認証状況を公開しています。
今は、2017年4月末現在です。

2017年になってからの新規申請は5件でした。
2016年は6件、2015年は12件だったので減っています。

NPO法が施行されてから、NPO法人を申請をした658件のうち、142件が解散済、16件が認証取消。
他12件が他県へ異動したりしており、法人格があるのは488件となっています。

NPO法人格にこだわらず、活動をしている方はいます(ハンズオンながさきも任意団体なのでこの範疇に入ります)が、一時期のNPO法人の申請ラッシュを知っている者としてはブームは過ぎたなという感じです。

ブームといういい方がいいかどうかはわかりませんがそのように感じますし、とにかくNPO法人になれば何でもできる、お金ももらえるという誤解がなくなってきた証拠かもしれません。

いまだにNPO法人になった方が補助金がもらえんですよね?という問い合わせがあるので、「NPO法人になったからと言って補助金がもらえるわけではなく、その活動に補助が必要かどうか判断されてからです」と答えると、「え?知らなかった。」と驚かれます(こっちもビックリ)。

NPO法人に限定した補助金や助成金があるのでそのように考えるのでしょうか。それでも補助申請の入り口に立つことができただけでもらえるという次元の話ではないんですけどねー。

補助金や助成金を出す団体もNPO法人ならばいいだろうという考えで出すこともあるようですし。

NPO法人の認証状況をみて、組織の運営の大変な割にはメリットが少ないと感じる人が増えてきたのかなという気がします。

メリットはその組織に対するメリットであって、地域の課題解決を進める活動にとってのメリットという考えはあまりないようにも感じます。

もうちょっと突っ込んでNPO法人の認証状況を調べたいなあ。

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こんにちは。
長崎のNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援団体のハンズオンながさきです。

長崎市の市民活動センターランタナの登録について調べました。(長崎市市民活動条例に基づいて設置)
登録しなくても貸会議室は使えますが、登録しないとレンタル事務室や印刷機、ロッカーが使えないとしています。
団体登録の要件は次の通りです。(ランタナHPから)
1.17の活動分野を主目的として活動していること
(※注:NPO法第2条別表の「観光の振興」「農山漁村又は中山間地域の振興を図る活動」「前各号に掲げる活動に準ずる活動として都道府県または指定都市の条例で定める活動」は含まれていないが、長崎市条例施行規則では「都道府県または指定都市が条例で定める活動」以外は記載あり)
2.長崎市内に活動拠点があること
3.団体は原則として5人以上であること
4.組織の規約、会則などがあり自主的で継続的な活動ができること
5.団体の加入・脱退が自由であること

上記の要件を満たすかどうかヒアリングした上で登録することになるのでしょう。

登録は必要なのかというと、条例で市長が許可した者という表現があるため、登録というカタチで許可をしているのでしょう。
他の自治体では他の許可のやり方があります。
例えば、1999年(今から18年前!)にオープンした仙台市市民活動サポートセンターの貸会議室の利用は「登録」を求めていません。
利用する前に「市民公益活動を行い、又は行おうとする者」であるかどうかの情報を利用者から提供していただき、それによってセンターが判断するというやり方です。

仙台市の「市民公益活動促進のための基本方針」で市民公益活動団体」を定義付け、明示しています。
1.自らの自由意志に基づき、自主的・自発的に行う行動であること
2.誰に対しても開かれていること
3.幅広く多くの人たちの(幸せの)ためであること
4.営利を目的とせずに、社会に貢献する活動であること
5.政治上の主義の推進や宗教の教義を広めることを目的とするものではないもの
6.継続性と組織性を備え、社会的責任を果たすことを目的とした団体であること

仙台市サポセンの設置経緯を読むと市民と行政が協働して生み出した施設ということが理解できます。

長崎市の許可は「組織のカタチ」にこだわっていて、仙台市の許可は「活動の目的」にこだわっているように見えます。(県民ボランティア活動支援センターは長崎市の要件以上に事務手続きにこだわっていると感じます。)

本来の市民活動の推進とは何かを考える良いきっかけとなりました。
私たち市民活動者(と団体)は、「支援拠点が必要なのか、必要ならばどういう支援が必要なのか」を自分たちで考え話し合い、行政に提言しなければならないと思います。

厳しいことを言えば「行政にお任せっきりにしていたら、使いにくくなった」のは私たち市民活動者(団体)の責任とも言えるのではないでしょうか。
自分もその末端なのでよく考えることにします。
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