Hands-Onながさき ~ながさきのNPO・ボランティア活動サポート団体

長崎のNPO・ボランティアをサポートする任意団体。 連絡先:handson.nagasaki@gmail.com(@を半角に変えてください)

カテゴリ: マネジメント

これまで見てきたNPO法人、任意団体のボランティア団体のあるあるケース。

何となく活動が停滞してる。
活動への参加者が減ってきて満足度も下がってきてある。
新しい人が入らない。
などなど活動の危機のシグナルを感じたらしめたもの。

組織改善するチャンスです。

いつも隣のデスクにいると何となくわかってるだろう的な感覚になりますが、
解釈は人それぞれなので、改めて話し合って組織の取り組みの目的と目標を共有します。

それができないと、いつまでも組織は育ちません。
ハツカネズミのように同じ輪の中をグルグル回ります。
そしてやがて力尽きます。

厄介なのは、課題解決の取り組みでなく、組織の維持が目的になっている場合。
この時はしっかりと話し合う必要があるでしょう。

何のために誰のために活動してるのか。
定款や会則に記載されている目的を確認して、
メンバーがそれぞれどう理解しているか話し合うのが良いと思います。


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☆ハンズオンながさきはながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする任意団体です。
相談はコチラまで↓
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※本会会員はみんな他に仕事をしたり、NPOで活動したりしながらこの活動をしています。
そのためご連絡を頂いてもすぐに対応できないことがありますので予めご了承ください。
ご連絡はメールでお願いします。
電話などを希望する場合はご都合の良い時間帯などをご記入ください。
折り返し本会からご連絡いたします。
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3月も中盤になり、そろそろ年度末の締め作業の準備をしているNPO法人、ボランティア団体もあると思います。

年度末というか、年度明けの集計、報告の嵐に巻き込まれないように、特に人を雇って給料払っていたり、税金を払っていたりする団体は気を付けましょう。

給料払っていないし税金払う事業もないよーという団体でも、活動計算書の作成準備はしておきましょうね。

とりあえずできることとして
1.現金、預貯金と出納簿の2月末の残高が合致しているか確認する。
合致していなかったら、その原因を探す。
任意団体の場合、不合の多くは立替払いの精算が終わっていないことが多い。

2.助成事業、補助事業など他からの大きな財源で行った事業の領収書は全てコピーを取る。
すべての事業の領収書のコピーを取る必要はありません。

3.参加したボランティア活動者の人数を再チェックする。
ボランティアの参加数は団体のチカラを知るバロメーターのひとつ。
NPO法人会計基準では、ボランティア受入評価益、ボランティア評価費用としてそれぞれ換算できるとしています。

「ボランティアをお金に換算するなんて!」という団体もあり、NPO法人会計基準を運営する団体でも
強制をしておらず任意となっています。

また、換算する時に水増しすることも考えられるので、どんな根拠に基づいて換算したかを表す必要があります。
(ちなみに、ハンズオンながさきは長崎県臨時職員の1日あたりの賃金を採用しています。)

換算したとして、例えば、1人1日の活動を5,000円、10人が10日間の活動とすると、
5,000円×10人×10日=500,000円の活動をしたことになります。
これを計上するかしないかで団体の規模感が大きく変わります。

AもBも10人のボランティアが10日間活動したことは同じです。

A団体:支出1万円+50万円(ボランティア活動を収支に計上)=51万円

B団体:支出1万円(ボランティア活動を収支に計上しない)

いかがですか?

見比べるとずいぶん違いを感じると思います。

事業報告書を見ればわかる話ですが、全ての人が事業報告書の細部まで見るわけではありません。

それにボランティア活動者からお金をもらうわけではありませんし、ボランティア活動者にお金を払うわけでもありません。

活動に対していくらぐらいの人件費なのかを知り、収益に換算しただけです。

このように活動の見せ方も視点の一つになります。

初めてボランティアに参加する人はいろいろ調べてできるだけちゃんとした団体を選ぼうとするでしょう。

その時に選ばれるかどうか。

ほんの少しの差ですが、大きな差になることもあります。

これは道具なので使い方次第です。

あなたの団体はどう使いますか?
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市民活動の事業計画づくりの講座に参加しました。

毎年、ハンズオンながさきの事業計画を作っていますが、これは自分たちの活動の方向性を見るものだと思って作っていました。

この講座に参加して分かった事は、事業計画は、計画を作るプロセスで
多くの人の「協力」と「参加」を促すことができるとても大事なことだということです。

自分一人或いは、自分が所属する団体だけで作っていますが、それは参加と協力がせいぜい団体内部のこと。

「こういうことを計画しているけど、どう思いますか?ご意見を下さい。」と外部の協力者に聞いたり、
「協力者の方からこういう意見を頂いて計画をつくっているんですが、当事者としてどう思われますか?」
と当事者さんに聞いたりすると、少しずつ広がりができてきます。

そうして自分たち、協力者、当事者の声を反映させて詰めていって、(そのプロセスでもまた協力者や当事者の意見を聴く)
計画を作ると計画が出来上がるころには、いろんな人が参加する計画になっているという話でした。

すごくいいサイクルだなと思いました。

ガッツリと協力してもらえなくても、ちょっとした広報や参加の依頼ができる関係ができていれば、
事業を進めていく上でとても大きな力になると思いました。

この他にも事業の優先順位を付ける方法などいろいろ教えてもらったのですが、
特に心に残っているのが事業計画づくりのプロセスでした。

あなたの団体は誰と計画を作っていますか?

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ラジオ番組で代表の平山がNPOマップ作りの話をしました。
平山が「私は長崎のNPOのことを知らないので調べたい」と言ったのがきっかけで始めた事業です。

そして、平山が代表になった経緯を振り返りました。
NPO法人、ボランティア団体で活動をしていて次の代表者を選ぶ時の参考になればと思いハンズオンながさきの代表者交替の記録を掲載します。

前の代表者は、NPO法人での活動経験もあり、NPOやボランティアの相談支援の経験も豊富でした。
そんな代表者の後に誰が代表として活動するのがいいのか??

しばらく代表不在で活動していて不都合もなかったのですが、
行政直営の市民活動センターが「センターの登録手続きの都合で代表者を決めてほしい」と何度も言われてどうするか理事会で考えました。
(その後、代表者変更届を出したけど、行政直営の市民活動センターの登録はしばらく変更されず、数カ月後に本会から問い合わせをするまで変更されなかったというオチがつきますが・・・。)

当時の話し合いの記録を振り返ると・・・
〇全国的に指定管理者による市民活動センターはマンパワー不足(その原因の多くは指定管理料が低すぎること)であり、長崎県、長崎市が設置する市民活動センターもマンパワーが不足するのではないか。

〇税務や労務、NPO法人認証手続きといった法律に基づくような専門的支援だけでなく、非営利公益活動を行う団体の運営の内情を知りながらの支援がますます必要になるのではないか。

〇そうなるとハンズオンながさきは、組織として公設民営の支援センターを補完する立場になるのではないか。

これらのことを総合的に考えると、組織として活動するには代表者がいた方が契約(法的には個人ですが)をしやすいだろうということで、ハンズオンながさきでは代表者を早急に選出することにしました。

そこで、他者との協働、契約が必要だという今後の団体活動の方向性を踏まえて、代表者の役割は何か?を絞り込んで、次の2つになりました。
〇他団体との協働が増えると思われるので、他者とのコミュニケーションが取れること
〇主な活動がボランティア団体の相談支援なので、ボランティアの気持ちが分かること

それで、代表者の条件を考えて、次の2つにしました。
〇ボランティア活動の経験があること
〇団体の活動経験を問わないこと
(人当たりがいいことを後で追加)

そして、代表者の役割を次の3つにしました。
〇外部に出す書類への記名など会の意志を代表すること
〇会員からの相談や提案を受けて協議に参加すること
〇毎月の事業報告、会計報告をチェックすること

前の代表者のようにNPOについての深い知識と経験を求めず、
かえって「知らない」ことを武器にしてもらおうという結論になりました。

よく考えたら、ボランティア活動やNPOで活動している人の方が数が少ないから、
多数の人にどうやって知ってもらうか、活動を紹介すればいいかというのは活動を知らない経験の方が有利かもしれません。

ハンズオンの代表者交替はこうやりました。
こうやって交替してよかったと思います。
今年度は本当に他団体との協働が増えたし、ボランティアの気持ちが分かりつつ、この業界の変なところも気づくというバランスが取れた運営になってきたと思います。

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今日は平戸市生月で、NPO法人さんの組織力強化事業に本会副代表の福田と事務局の関根が支援員として相談対応に同行しました。

これは長崎県が取り組んでいるNPO法人の組織力を高めるための事業です。
1法人あたり全6回の訪問相談により、組織の課題を明らかにし、組織としてどのような取り組みをすればいいのか一緒に考えていきました。

相談対応のメインは福岡県NPOボランティアセンターの相談業務を受託しているNPO法人ミディエイドさんです。
本会主催の中間支援団体スタッフ組織運営支援力アップ研修でも講師としてお世話になりました。

今回の平戸市生月の法人さんでは、今年度の取り組み、来年度の予定、予算の積算などを踏まえて戦略作りのポイントと今後のことを話し合いました。

全6回を通じてこちらの法人さんは、組織として意思決定をし、活動しなければならないことに気づき少しずつ実践され始めました。

これは大きな変化です。

それまでは、会員のやりたいように進めていてキャパオーバーだったのを、
法人としてキチンとマネジメントする!という法人の意思の表れだからです。

このようにすぐに効果は見えないけれど、法人の意思決定のルール作り、目指す目的と数値で見える目標の設定、やりたいこととやるべきことと、できるスキルのバランスなど、運営していく上で大事なことは早めに取り組んだ方が良いと思います。

組織運営の基本を私たちも改めて学びました。

法人に限らず任意団体でも同じです。
任意団体は更に代表者1人の意思で決まって代表者1人が動いて疲弊していくケースが多いので気をつけてください。

何かあればハンズオンながさきへご相談ください。
handson.nagasaki@gmail.com
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