こんにちは。
長崎のNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援組織のハンズオンながさきです。

行政の補助金についておさらいしたいと思います。

補助金は名前の通り、実施主体が事業をする時に自己資金だけでは不足する時にサブ的な意味合いで補助されるお金です。
どんな活動にも補助されるわけではなく、社会にとって必要な活動=公益的な活動である時に、補助金という形で行政からお金が給付されます。

補助金は国から県とか市と言った下位自治体への補助金もあるし、行政が民間へ給付する補助金もあります。

補助金の解釈がおかしなことになってるんじゃない??と思うことがあります。

補助だから自己資金が足りない事がまず前提であって、最初から補助金ありきの事業が多いなあと感じてます。
施策で目的とする状態を作るために補助金という餌を使って事業を民間組織や地方自治体にやらせる。
明治時代以降の中央集権体制ではそれが当たり前で、国をとにかく早く強くして欧米列強に植民地にされないための中央政府の施策だったんだろうなぁと思います。
人にいうことを聞かせる時は懇意にお願いする、それをしないできない時はお金で言うことを聞かせるという構図です。

こうなるとお金の無い地方自治体は、目的と違っても補助金がたくさんもらえるからそっちの事業をやろうと判断することもあります。

そんな繰り返しで今の街ができている。

また、補助金を預かって事業をする組織も補助金が当たり前になると、補助金がなくなったときに「なんで補助金も無いのに、やらなきゃいかんのだ」と考えてしまいます。

地域の課題が地域ごとに違うことがこれだけあきらかなのに、決まり切った補助金頼みの行政、活動しかできない。

なんとも変だなぁと思う補助金です。
みなさんは、補助金って何だと思いますか?