こんにちは。
ながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援団体のハンズオンながさきです。

今日は対馬市に行ってきました。
対馬はお隣の国、韓国との国境にある島です。
島の9割が山で、わずかな平地や海岸線に沿って集落があります。

市町村合併で6町が1市になって10年が経ちました。
合併当初と比べると人口が7,000人減っています。
減少率は約17%で6人に1人が減った計算になります。
30人クラスが25人になったようなものです。

今日のイベントも運動会や消防講習などと重なっています。
それだけ人を集めることが難しくなっています。
市の担当者の方は、いくつかのイベントを組み合わせないと人が集まらないし、
職員も対応できないとおっしゃってました。

そして対馬市を悩ませているのがネット右翼だそうです。
韓国人が対馬の1/3を買い占めているというデマを流したり、
市役所に韓国との国交を断てとか
市のレベルではできないことまで言ってきて
職員さんが心の病を患って休職している方もいるそうです。

国境の島、対馬。
対馬の漁師さんが海に出て漁をしてくれているから
国境に異常事態が無いか見守ることができてるし、
南北に細長い島で不便なことがあってもそこにすんでいてくれているから私たちは安心して暮らせてる。

帰りの飛行機に乗る前に市の方が
「対馬は山が多くてコメが取れず、九州本土の飛び地で米作してコメを運んでいました。
交易・交流がないとやっていけない土地なんです」
とおっしゃっていたことにグッときました。

対馬での交流・交易が盛んになるように祈るばかりです。