こんにちは。
ながさきのNPO、ボランティアをサポートする中間支援団体のハンズオンながさきです。
あと1カ月で3月末となり、多くのNPOさんが年度末を迎えることと思います。
年度末は、事業報告と会計決算作業が待っています。
年度末になってからヒーコラ言うよりは、少しずつ報告事項を整理しておくことをお勧めします。
1か月間ほど時間があるので、まずは昨年度の報告書と決算書を読み直しましょう。
【事業報告】
〇報告書は事業計画又は、定款や会則に沿って記載されているか確認しましょう。もし、定款や会則に沿って記載されていなければ、今年度分から修正します。
「事業報告に何を書いていいか分からない」という方もいますが、実は定款や会則に何を書くべきかがかいてあります。
〇今の段階では、事業実施の結果をメモしておきましょう。
それぞれの事業で参加者数や相談件数など数として捉える事ができるものは数を確認します。
事業の結果どうなったか?はメンバー内でどういう効果があったのか意見を求めておくとよいと思います。
〇外部の団体と協働した場合は、お互いの認識をすり合わせておくといいでしょう。
【会計決算】
〇会計ソフト又は会計記録と領収書が合致しているか確認しましょう。
長崎の場合、路面電車で移動すると1回120円(大人)かかりますが、領収証を貰っている人はほとんどいないでしょうから、長崎電気軌道のウェブサイトの料金表のページをプリントして、いつ、どこへ、何しに行ったかをメモしておくと領収書の代わりになるでしょう。
〇漏れや抜けがある場合は費用として計上できず、実施者の自己負担となりますので注意しましょう。
〇講師に支払った謝金は源泉所得税を取り扱っているか確認しましょう。
講師が株式会社やNPO法人の方でその法人から請求書を貰って払った場合は、法人に払うので源泉所得税は発生しません。
〇NPO法人は事業費と管理費の割合をチェックしましょう。事業費>管理費となるのが一般的です。
このようにまずは、報告と決算に向けての資料を確認することが今できることですね。
この作業をやると振り返りにもなります。
2018年02月
NPOにアカウンタビリティーが求められている
こんにちは。
ながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援組織のハンズオンながさきです。
昨年末から、寄付関係の相談が続いています。
寄付が欲しいではなくて、寄付したいという相談です。
しかし、希望というか条件が難しい。
例えば、
・困っている子どもを支援する活動がいい⇒なるほどなるほど、それは探せますよ!
・団体の運営費は嫌だ⇒ぜひ運営費も!とはいうけれど拒否(元手がないと活動できないんですけど・・・)
・特定の団体は嫌だ⇒え??どうしろと。この時点でかなり絞られる。
というかネットワーク団体で事業を直接やってる団体なんてあるのか??突発的な物しかないぞ。。
といった感じです。
寄付する側に対してNPOの説明が足りていないのが原因なのかなー。
運営にはお金がかかること、この場合だったら長崎の子どもがどういう状態で困っていてそれに対してどういう施策、NPOの活動があるのか提示できていないことなどでしょうか。。
せっかくの善意である寄付をより課題の解決につながるような活動につなぐために、アカウンタビリティーの必要性を強く感じています。
また、NPOへの寄付を個別の団体の活動につなげるために、寄付プログラムの作成も必要なんじゃないかと考えるようになりました。
小値賀でボランティアの研修会
ながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援団体のハンズオンながさきです。
先々週16日は、東シナ海に浮かぶ小値賀町の班(まだら)島で有償ボランティア活動を始めたい住民の皆さんの勉強会に呼ばれて、
ボランティア活動を始めるにあたってのポイントと、
団体設立の手順についてお話させていただきました。
小値賀町は、65歳以上が45%、75%以上が23%と高齢化社会日本の中でも先進地となってます。
町役場によると、要介護状態になる方は85歳以上ということなので、
この島の暮らしなどを調べれば健康寿命の秘訣がわかるかもしれません。
そんな島に住む住民有志が、同じ島内で暮らす、生活に困ってる人たちのために何かしたい、
でも無料では続かないし、頼む方も頼みにくいという思いで
有償ボランティア活動を始めようとしています。
まずは何に困っているのかを明らかにしてもらいました(町役場から70歳以上の方のニーズ調査も提供していただきました)。
そして、住民有志の方は「何ができるのか」を一人ずつ挙げて行ってもらいました。
ニーズとできることをマッチングする機能はとても大事ですよとお話ししました。
活動はゴミ捨てや草刈り、買い物代行など生活そのものを支えるサービスを考えておられます。
住民だけでなく町役場、社会福祉協議会、自治会などと連携して進めて行くこととなりました。
約2時間ほど私の話だけでなく、実際に島で活動するみなさんの不安や思いを受け止めながら進めました。
わかりやすかったとかなんとなくイメージできたという評価をいただきました。
最後は皆さん笑顔でハンズオンながさきのポーズをとっていただけました。
皆さんの活動が地域の役に立つことを心から願っています
NPOマップ作りのためのミーティング!(3/28)
こんにちは。
ながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援組織のハンズオンながさきです。
毎月1回、テーマを決めてボランティア活動、NPOの運営のことについて話し合うハンズオンカフェ。
3月は「どこに、どんなNPOがあって、どんな活動をしているのか?NPOのマップ作りを考えよう」をテーマに開きます。
ハンズオンながさき新代表になった平山が
「私は、個人的にボランティア活動したり、NPO法人に所属しているが、
どこにどんなNPOがあるのかよく知らない。
市民の多くも知らないんじゃないかな?
それは、NPOにとっても市民にとってももったいないので、
パッと見てわかるNPOマップを作ってみたいな。」と言ったのがきっかけです。
県民ボランティア活動支援センターや長崎市市民活動センターのウェブサイトを見れば
登録しているNPO法人、任意団体の一覧表と、ひとつひとつのNPOの情報はありますが、
そのNPOがどこにあって、どこに行けばいいのかはちょっとわからない(ググりますね)。
サンプルとしていろんな団体が作っている長崎市内のマップを見比べたり、
どういう情報が必要か、どんな媒体がいいと思うかなどを話し合いたいと思います。
NPOで活動している方には情報を届けるツール開発の勉強になります。
これからボランティアしたい方にこそ届けたいので、そのような方はぜひお越しいただきたいと思います。
【日時】
2018年3月28日(水)19:00~20:30
【場所】
県民ボランティア活動支援センター5階フリースペース(長崎市出島町2-11 出島電停下車徒歩5分)
【参加費】
100円(お茶、お菓子の持ち込み大歓迎です)
【申込先】
ハンズオンながさき
handson.nagasaki@gmail.com
当日参加でも大丈夫です。
ながさきのNPO支援のためにやること
こんにちは。
ながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援組織のハンズオンながさきです。
先日、県のNPO組織力強化事業の支援員として、とあるNPO法人の相談支援に同席させていただきました。
今回は運営スタッフ確保(人件費確保)のためにやることとして、行政との協働の実績作りとボランティア募集のことについて話し合いました。
とあるNPO法人さんの活動ではサービス受益者からサービス料を貰う事は難しいので、補助などの公的支援を考えてみようという事で今回は考えられています。
補助には、補助を出す行政との協働が必要になります。
協働のテーブルに乗るにはどうすればいいのか??
今ある制度を活用して実績を作り、信頼(ブランド)を作ることが人員確保につながるだろうという視点。
またボランティア募集では、とあるNPO法人さんの今までのボランティア募集の方法を振り返り
どんなスキル、意欲がある人がいいのかを整理して
そのスキル、意欲がある人のイメージを作りました。
その人に向けてボランティア募集のチラシを作ることに。
1人でも来てくれればOK
最初は活動に共感していなくても活動を通して共感することもある。
合う合わないはやってみないとわからない
来てくれた、来なくなったことに一喜一憂しない
とあるNPO法人でボランティア活動するメリットを明らかにする
などなど。
大事なことはこれらのことを実施するかどうか。
実施をためらうならば、背中を押すのが地元の支援員の役割です。
このNPO法人さんがこれからどんな取り組みをするのか興味がつきません。
県のこの事業は個別のNPOを支援するのではなく、
個別支援を通して、より多くのNPOに組織力を高めてほしい狙いがあります。
また、支援員としてこの事業に関わることで長崎の中間支援のチカラを高めることも意識しています。
中間支援に携わる者として全部で3法人、5回支援の現場に行かせてもらったので、この経験をきちんと長崎のNPO支援に役立てなくてはならないと考えています。