2018年01月
フワフワしたことを、目に見えるようにしてみよう。
こんにちは。
ながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援組織のハンズオンながさきです。
「行政は何もしてくれない」
意見を言っても、ちっとも施策に反映されていないという声を聴くことが多くなりました。
数えていないので数値で示せないのですが、
NPOの何かの集まりに行くと必ずと言っていいほど出る言葉です。
そこでNPOの皆さんに「行政に何を言ったんですか?」と聞いたら
「覚えていない」というAさん。
言った本人が覚えていないことを行政が取り組めるのか???
(そりゃ難しいだろう)
「いろいろ」というBさん。
優先順位がない意見に行政はどう向き合えばいいのか??
(ひとりひとりを忖度できるほど、行政職員に余裕はないのでは??)
「私たちはイイことしてるのに」というCさん。
そのイイことは行政の取り組んでいる施策とどう関係しているのか??
(そこまでの説明はCさんからなかった。)
突っ込んで聞いてみると、フワフワした言葉、概念だけを行政に伝えている気がします。
それでは、行政も仕事として取り組むには心もとないことでしょう。
職員も予算も限られている中で、市民活動団体が取り組んでいる課題だけでなく、
他のこともやらなくちゃならないのですから。
ということで、フワフワした言葉、概念を書き表してみることをお勧めします。
1.なぜこの街でそれが問題なのかその理由(事実)と、それによりこれからこうなるんじゃないかという推測も含めて書くとリアリティが出ます。
2.取り組む課題の数を書いたペーパーやPDFで渡す。
国勢調査など官公庁が公開している数字でもいいし、自分たちが調べた数でもいいです。
3.取り組む課題は他の自治体と比べてどんな違いがあるのかを示す。長崎市=九州の中核市だったら、佐世保市、久留米市、大分市、宮崎市、鹿児島市、那覇市があります。他の比べ方もあるのでどの自治体を参考にするかはテーマによります。
この3つをやるだけでもリアリティが出て、
行政職員も「お、これはやらなくちゃいけないんじゃないか」と考えるのではないでしょうか。
ここまで提示して動かない行政だったら、お付き合いするのはさっさとやめましょう。
あなたの貴重な時間を課題解決に使った方がましです。
他のパートナーを探しましょう。
フワフワしたことを目に見えるカタチにすることをお勧めします。
ちょっとズレますが、
先日のランタナ大賞審査会でも、
課題と数→取り組み→新たな課題発見→新たな取り組み→効果を
丁寧に発表されていたNPOが一般参加者の投票が最も多く大賞を取りました。
ハンズオンながさきの新代表等の紹介
ながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援組織のハンズオンながさきです。
先週、ハンズオンながさきの会議を開き新しい体制となりましたのでお知らせいたします。
【代表理事】(新) 写真左から二番目
平山美香(ひらやま・みか)
個人ボランティアとしてがん患者の相談支援活動に取り組んでいる。
2017年には福岡県朝倉市で災害ボランティア活動を行う。
NPO法人らいぶながさき所属。看護師。戌年
【副代表理事】(新設置) 写真左から三番目
福田浩之(ふくだ・ひろゆき)
不登校引きこもり情報誌「今日も私は生きてます」編集部所属。
ウェブサイト「不登校ひきこもり情報たーみなるinながさき」管理人。戌年
【理事】(継続) 写真一番右
中村尊(なかむら・たける)
NPO法人チャイルドラインながさき共同代表、NPO法人クレイン・ハーバー代表理事。
全国的な支援組織のNPO法人チャイルドライン支援センター理事。知命。
【事務局】(継続) 写真一番左
セキネシロー
長崎県中間支援組織によるNPO組織力強化事業における支援員及び長崎県男女共同参画審議会委員。
育Men's倶楽部ながさき所属。もうすぐ44歳。
このほかのハンズオンながさきメンバーも継続して活動しています。
新代表の平山は組織運営の経験はあまりなく、個人のボランティアとしての活動が主です。
この「NPO・ボランティアをこれから学んでいく姿勢」を強みにして、
「活動したことがない」82.6%の方(平成28年度市民の社会貢献に関する実態調査)
にボランティア活動を伝えていければと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
やっぱり新しいスパークがあったハンズオンカフェ
ながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援組織のハンズオンながさきです。
ボランティア活動事をフリートークするハンズオンカフェを1月24日に開きました。
毎月1回第4水曜日を基本にして開いています。
この日は「今年の抱負」を書いてみんなでシェアしました。
・スケジュール管理をしっかりしたい
・みんなで年越しそばを食べたい
・ダイアローグ イン ダーク を映画祭でやってみたい
・フリーの時間を楽しみたい
・お金についてしっかり学びたい
・がん患者の支援についてがっつり活動したい
・これまで準備を頑張ってきたんで、成果につながるようもう少し頑張りたい
・自由になりたい
・手紙を生かした活動を始めたい
・いろんなことを学び、考え、取り込んで、居場所を作りたい
ということを書いて見せてもらって、それこそダイアローグ(対話)を楽しみました。
手紙の例だと
例えば、不登校の子供さんが書いた手紙を、とある学校の教室に持っていって読み上げて、それに対して返事を書くという活動をやってみたいなあ。
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高齢者に幼稚園児が手紙を書いて渡すということがあります。
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手紙が手許に届くと嬉しいよね。
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手紙と言えば、30年前に書いた手紙が片付けの時に出てきて、今読み直したら、ちっとも色あせていなかった。
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手紙が熟成されたですね。
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ワインみたいですね。
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ステキな手紙を紹介してくれる『手紙ソムリエ(思い付きで出た言葉)』に、
「想い出の手紙を読む」「私の人生に関わった手紙を読む」場を作ってもらうのはどうでしょうか。
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それって誰でも参加できそうだね!
という化学反応が起こりました。
こうやってブログやメールやfacebook、twitterで「情報」を伝えることはできてとても便利です。
手紙という長く残る媒体、手触りがある媒体の持つチカラは大きいですねー。という話にもなりました。
いろんな人が集まって、顔を合わせて、話すっていうのはとてもエネルギーを貰うんだなと改めて感じました。
次回のハンズオンカフェはセミナーです。
テーマは「休眠預金・寄付を生かした市民活動支援の仕組みづくり」です。
年間700億円うまれている休眠預金を、市民活動の促進に使う事で
地域の課題解決を目的とした法律です。
2020年には休眠預金の最初の助成が始まる予定で、その前にどんな仕組みなのかを学ぼうという狙い。
また、NPOの活動基盤をしっかりとしたものにするため岡山の事例を参考にして、寄付を生かした市民活動の仕組みづくりを考えます。
2月14日(水)18:00~19:30(いつもより1時間早く始まります)
場所は 長崎駅前のコワーキングスペースminatoです。
参加費2,000円
先着20名
どうぞお申込みください。
handson.nagasaki@gmail.com
ほたるの川のまもりびと 先行上映会
こんにちは。
ながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援団体のハンズオンながさきです。
全国に先駆けて、長崎県内各地で試写会が行われている
「ほたるの川のまもりびと」
今週末からは、長崎市の東長崎地区の「すみれ舎」さんで上映されます。
お仕事帰りの時間でも行ける夜の上映となっています。
【日程】
2018年
1月27日(土)開場21:00、開演21:30(レイトショー)
1月28日(日)開場17:30、開演18:00
1月29日(月)開場19:00、開演19:30
1月30日(火)開場19:00、開演19:30
1月31日(水)開場19:00、開演19:30
【場所】
すみれ舎(長崎市田中町907 国道34号線 東望入口信号の先から左の小道へ)
※駐車場は10台利用可能(予約者優先)
【入場料】
無料
TEL:095-839-5110