Hands-Onながさき ~ながさきのNPO・ボランティア活動サポート団体

長崎のNPO・ボランティアをサポートする任意団体。 連絡先:handson.nagasaki@gmail.com(@を半角に変えてください)

2017年10月

こんにちは。
ながさきのNPO、ボランティアの活動をサポートする中間支援団体のハンズオンながさきです。

長崎シティFMさんとアートクエイクさんのご協力で、ハンズオンながさきがお送りしているラジオ番組「なないろパーク」。
なないろは誰でも、パークはみんなが集う公園なので、誰でも自由にながさきのまちづくりについてフリートークする番組です。

DCC6FF97-CCE8-4B43-B441-DDD500E3BBB9今回は、第二回ながさき・愛の映画祭と関連イベント「ヒューマンライブラリ」の紹介を通して、すべての人が生きやすいながさきのまちづくりについてフリートークします。

今回、トークする全員がヒューマンライブラリでブックとして参加します。
11月11日、12日です。
ぜひご参加ください。

この番組の放送は11月4日(土)10:00~10:30、再放送は11月7日(火)22:00~22:30です。

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こんにちは。
ながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援団体のハンズオンながさきです。

10月30日、長崎市市民協働推進室からお声掛けをいただいてちゃんぽんミーティングに参加しました。
ちゃんぽんを食べながら田上富久市長と市民が意見交換をしようという取り組みです。
この日のテーマは『寄付から考えるながさきのまちづくり』で9団体12名が参加しました。

以下は、ハンズオンながさきとしての記録です。
数カ月たてば、市役所が公式記録をアップすると思いますが、まずは参加した感想や内容などを皆さんにお伝えしたいと思います。
ハンズオンながさきの見解や認識であって他の参加者や市役所の認識を誤解なく伝えるものではありませんのでご了承ください。

長崎市役所のウェブサイトはコチラ↓
http://www.city.nagasaki.lg.jp/syokai/710000/717000/index.html

【参加団体】
ながさき愛の映画祭実行委員会(2名)、ながさき双六の会(3名)、DUZZ(1名)、FAAVO長崎(1名)、長崎自動車(1名)、NPO法人相談室ほっとるーむ(1名)、認定NPO法人NPOながさき(1名)、好文堂書店(1名)、ハンズオンながさき(1名)

市民活動団体、企業、市民活動支援者、企業活動支援者といった方々でした。

参加者の自己紹介で面白かったのが、ほとんどの方が「活動をもっと知ってほしい、周知をしたい」と発言したことでした。
あれ??今日は寄付の話であって活動の周知じゃないよね??
自分の頭の中は??マークでいっぱいになりました。
まあ、そのままミーティングへ。

予測はしていましたが、市民活動団体側から、企業側(行政含む)へのどうしたら寄付がもらえるかという点に(笑)。

以前から言ってることを企業支援者、企業からの参加者がおっしゃってくださいました。
「企業にとって必要だと思われる切り口で話をすること。どんなにいい活動でも必要でなければ現金で寄付することはまずない。ポイント寄付などの方がハードルは低い。」
「市民活動団体の資料を見ているが寄付の求め方、いわゆるPRがヘタクソ。素人だからと言ってしまえばそこで終わる。協賛金額など企業が出しやすい方法も考えた方がいい。基本はface to face。書類やチラシは読まれないと思った方がいい。」
「寄付はないというが、おくんちには出す。あれはおくんちということが必要だと思っている、共感しているから。」

NPOを支援する方からは
「企業とNPOを繋ごうとすると必ず企業から『あのNPOは大丈夫か』と聞かれる」
ですよねー。

ハンズオンながさきは事前に送っていた資料に沿って次のように話しました。
「NPOは団体の基本情を開示していない。どうやって決めているのか、どんな活動をしてどういう成果があったのか、それはお金がかかったのか、ボランティア活動者がどのくらい参加したのかなど、知らない人が見て、『一応、変なことはしてないみたいだな』という情報すら公開していない。

5年前の調査では長崎市内のNPO法人98法人のうちウェブサイトを使っているのが48法人、そのうち、寄付を求めているのが3法人、事業報告・活動計算書を公開しているのは0法人だった。
このような状況では、寄付金が何に使われているのかどころが、その団体を信頼できるのかどうかさえ分からない。」

行政書士さん、企業支援者さんも大きくうなずいてくれました。

その点、ながさき双六の会さんは、協賛金を出してくれた企業に、事業報告をしっかりされているのは素晴らしいことだと思いました。
双六大会は1,000人以上が参加する大きな大会です。長崎の街の観光振興を目的に開催しておられます。

こういうイベントにつきものなのが、参加者に何かお土産をやらないといけないという風潮です。
どうなんでしょうか??
お土産貰わないと行かないというのはちょっと違和感があるなあ。
有効な手段とは思いますが。

寄付は反対給付を求めないのが大原則であって、寄付したから何か物がもらえる、サービスが受けられるというのはそれは消費だと思います。
協賛はそれでもいいのかもしれません。

でも、寄付は違う。
例えば、豪雨災害や東日本大震災で被災した方々へ義援金を送ったからと言って被災者に何かサービスやモノを求めませんよね??
自分は被災地でボランティア活動して助けたいけれど、いけないからお金だけでも送ろう。とりあえず生活できるようになってほしいという善意から義援金を贈ると思います。

でも、話題のふるさと納税とかは自治体の返礼品がいいからふるさと納税しようとなっている。
「お金払ったんだから、何かちょうだい」
そのような意識が国民の根底にあるような気がします。

モノやサービスではなくて、寄付したお金が活動に使われて、社会の課題解決につながっている、誰かの役に立ったということをきちんと報告することがNPOには求められていると思います。

田上市長は「市民活動は社会課題を解決する手段の一つであり寄付はそのエネルギーの一つだと思う。寄付はこれからのまちづくりの一つのリソースになると思う。まだまだその黎明期なのかもしれない。」と話してました。

ミーティングが終わってから素朴な疑問が。
「なんで市民活動団体=寄付をしてもらう側、企業=寄付をする側なんだろう?
市民活動団体=寄付する側、企業=寄付してもらう側にはならないのかな???」

寄付=お金だと、企業はお金持ちで、市民活動団体はお金がないから寄付の流れが企業→市民活動団体という流れなんでしょうか。

でも世の中には個人で資産をいっぱい持ってる某リンゴ社の人とかいるわけで個人のお金持ちは、企業に寄付したりもしていますよね??

寄付=お金=企業→市民活動団体
という見方は構図がいいのかどうか検証しないといけないかもなあ。

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こんにちは。
長崎のNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援団体のハンズオンながさきです。

協働 1+1≧2 になる 取り組み

NPOが日々取り組んでいる課題は、行政や企業が取り組んでいることもあります。
むしろ、行政が取り組んできていまだに解決できない事、新しい課題が出てきて行政がもつ制度や仕組みでは対応できない時にNPO、行政、企業、自治会などの地縁組織との協働の可能性を探ります。

長崎県の県民協働課では、このような協働したらいいのかな?協働が必要かな?といった相談窓口を作っています。

協働サポートデスク(チラシ)

【できる相談支援】
1.相談・助言、情報提供
協働に関する様々な問合せや相談等に対し、情報提供や助言等

2.情報・意見交換会の開催
協働の事業企画(案)の作成を目指して、NPOと行政等の相互理解の促進や協働のきっかけづくり等のための情報・意見交換会を開催

3.事業企画(案)の受付等
・具体的な協働の事業企画(案)を受付け、関係者との連絡調整や事業化に向けた協議・検討の場の設定など、事業化に向けたコーディネート
・協働に関する豊富な経験や知見を持つ外部有識者を協働コーディネーターとして配置し、必要に応じて助言や協議・検討の場のコーディネート等のために派遣

4.申込
長崎県県民協働課 協働サポートデスク
TEL:095-895-2314
FAX:095-895-2564
mail:kenmin.kyoudou@pref.nagasaki.lg.jp

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こんにちは。
ながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援団体のハンズオンながさきです。

NPOやボランティアのことをフリートークするハンズオンカフェを毎月開いてます。
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今月は25日に開いて、NPO同士で「チラシ品評会」をしました。
他の団体はチラシにどんな工夫をしているか、自分の団体のチラシは他の人から見たらどう見られているのかをシェアしました。

持ってきたチラシを貼って、ひとり3票の投票権を持って いいね!と思ったチラシに投票。

投票した理由は次のようなものです
・A4を横に使うのが目を引いた。ウェブは横画面だからウェブに表示されるときにいい
・シンプル
・色使いがいい
・イラストと文字のバランスがいい
・かわいい
・プロのチカラを感じる(実際作ったのはプロです)
・統一感がある
・シーズン感がある
・一目見て全てが網羅されているのがわかる
・文字が雰囲気に合っている
・イラストにストーリー性がある
・軽い感じがいい
・色使いが淡くて内容に合っている
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チラシづくりのポイント的なことは
・イベントは予算があって集客目標があって、目標人数に届くためにはどこに何枚チラシを配るか考えると印刷枚数が分かる。印刷枚数がわかればおおよそのコストが見えるので、イベント全体の予算と比べて妥当かどうか考える。
・いっぱい作ればいいってもんじゃない。届けたい人に届くだけの枚数で十分。その分、チラシのクオリティをアップする。
・行政やマスコミにのみ配布するので、主催、後援、講師などがきちんと書いてあれば取り上げられる
・50枚配布して年間270人の参加があるのでコスパがよい
・フルカラー両面で2,000枚で5,000円のチラシはすごかった!
・ターゲットを考えて作らないと来てほしい人が来ない
・チラシを配ることが目的になって、集客を忘れた
・イラスト制作者にはお金を払ってちゃんとやってもらってる
・用紙は某ディスカウントストアで安く仕入れている
・フォントサイトにはいろんなフォントがあるのでイメージにあったフォントを利用している
・色覚異常の方にもわかりやすい色使いがある
・自分たちと同じ価値観の人に四角張っていないので、そうではない人へどうアプローチするか考えている
・A4チラシだと渡す相手に圧迫感を与える。小さい方が抵抗が少ない気がする。
・名刺の大きさのフライヤーをひとりひとり手渡しで配っている。フライヤーならばいつでも持っていてもらえる。
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チラシ作りの苦労話は、
・スポンサーさんの意見なのでしょうがないけど、イベントとは全く関係ないイラストを使った。意味がわからなかったが淡々と作業した。
・新聞に万単位で織り込んで配ったが、ほとんど反応がなかった。参加者のほとんどは講師のファンだった。
・「作ったチラシはどこにどれだけ配るんですか」と聞いたら「配らない」と言われた。なんじゃそりゃ?
・イラスト屋のイラストはすぐわかる。特に行政のは。
・チラシの印刷代を集客数で割り戻したらすごく高かった

広報の難しさ、ターゲットの絞り込み、チラシ作成のテクニック、ウェブとの連携、配布先等々いろんなアイディアを交換できました。
また、障害+子ども+不登校など、一つの切り口だけでなく複数の切り口で対象者のことを考えればいろんなやり方があるのではないという意見もありました。そのためにはいろんなNPOとつながっておくことも大事だなー。

ボランティアで活動しているとボランティアセンターなど関係者しか知ることがないです。社会はボランティア関係者の方が少ないので、そうではない人たちにどうお知らせしてイベントに来てもらうか、自分たちの取り組んでいる活動に関心を持ってもらうかは課題の一つです。

最後にチラシを置いてくれそうなところをいろいろと挙げてもらいました
・you me townの地下階段。3階のサービスセンターへお願いしてポスター貼ってもらった
・子ども関係だと長崎市子育て支援サイト「イーカオ」にで取り上げてもらえる
・長崎市立図書館は、A4版縦づかいの公益的活動のチラシであれば2週間、無料で置いてもらえる
・ふれあい掲示板は、毎月抽選があって、市内4カ所に掲示できる。自分で貼りに行ってはがしに行くのが大変だけどバス停とか目立つところに設置されている
・イオンはポスターの掲示に協力してくれる

と盛りだくさんなハンズオンカフェでした。

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こんにちは。
ながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援団体のハンズオンながさきです。

ハンズオンながさきは、市民活動をするNPO(任意団体含む)、個人から相談を受けます。
2017年4月~9月までの上半期では、新規相談が40件ありました(継続している相談は除く)。
最も多かった2016年度が年間で49件でしたから、相談は「増加傾向」です。
2017年度上半期の相談の内訳は次の通りです。

個人からの相談16件/団体からの相談24件

☆NPOの照会・・・・・・・・・・・・・・・・・4件(すべて個人)
◆団体の運営・・・・・・・・・・・・・・・・・4件(すべて団体)
NPO同士のネットワーキング・・・2件(すべて団体)
事業実施について・・・・・・・・・・・・5件(個人2件、団体3件)
☆災害支援活動・・・・・・・・・・・・・・ ・4件(個人3件、団体1件)
NPOの設立について・・・・・・・・・ 2件(個人1件、団体1件)
活動のPRについて・・・・・・・・・・・2件(団体2件)
助成金について・・・・・・・・・・・・・・1件(団体)
◆行政との連携について・・・・・・・ ・3件(すべて団体)
◆運営スタッフの募集・・・・・・・・・・・3件(すべて団体)
☆活動を始めるにあたって・・・・・・・7件(個人6件、団体1件)
講師等紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1件(団体)
ファンドレイジングについて・・・・・・1件(団体)
労務管理について・・・・・・・・・・・・・1件(団体)

個人からの相談で多いのは☆、団体からの相談で多いのは◆でマークしました。

個人からは活動をスタートするにはどうしたらいいですか?という入り口の相談が多いことが分かります。それに呼応するような形でどんなNPOがありますか?という相談も多いです。

団体からの相談は、活動をどうしようか?ということより、組織をどうマネジメントしようか??という相談が多くなっています。
行政との連携や他のNPOとのネットワーキングなど、外部組織との連携についても関心が高いようです。

以前と比べるとファンドレイジングや助成金に関する相談が減りました。
依然としてファンドレイジングはありますが、お金より組織マネジメントの方が喫緊の課題なのかもしれません。

県民ボランティア活動し得センターが発行した平成28年度長崎県NPO法人実態調査によると、
活動上の問題で多いのは「特定の個人に責任や作業が集中する」「活動の中心となるリーダーや後継者が育たない」「メンバーや会員の高齢化」と組織運営でした。

ハンズオンながさきでは、NPOのギモン、活動で困っていること、ボランティアしたいなど様々な相談を受けています。
メールや偶然に会った時の立ち話の相談は無料、面談の場合は1時間1,000円(最低賃金+交通費込)で相談を受けてます。

ボランティアなのにお金取るの?と思う方もいるかもしれません。
ハンズオンながさきを設立する時に、NPO(民間非営利組織)も自分たちで運営できるようにお金をもらう仕組みも作っておこうという事で相談料を設定しました。

改めて、非営利=営利を目的としない であって、収入(売り上げ)を出さない事ではないということです。
課題を解決するために取り組んでいる活動にはどうしたってお金がかかります。
目に見えにくい電話代や交通費やコピー代などいろいろと支出があります。
課題解決=活動終了まではずっと続くので収入がないと課題解決まで活動できないこともあります。
(そうではない活動もあるとは思いますが)。
過剰にお金を要求するのではなくて、必要な額を求めることは悪いことではありません。
それに見合うサービスを提供できるかどうかは団体のチカラにかかっています。

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