Hands-Onながさき ~ながさきのNPO・ボランティア活動サポート団体

長崎のNPO・ボランティアをサポートする任意団体。 連絡先:handson.nagasaki@gmail.com(@を半角に変えてください)

2017年02月

こんにちは。
長崎のNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援組織 ハンズオンながさきです。

2月末になってしまいました。はやーい。
1月7日に北部九州中間支援ネットワーク会議を長崎で開きました。
000035
福岡、佐賀、大分、長崎のNPO支援、ボランティア支援を行っている団体の集まりです。
初めての長崎開催で、福岡のNPO法人ミディエイドさん、佐賀の公益財団法人佐賀未来創造基金さんには大変お世話になりました。

会議には大分のめじろん財団さんも参加され、長崎からも行政、民間の枠を超えて中間支援活動を行っている方々が集まりました。

長崎を含め北部九州の中間支援の現状と課題を共有する時間となりました。

概要をハンズオンながさきのメンバーがまとめていますのでご覧ください。

北九州中間支援ネットワーク会議in長崎(2017/1/7)
『長崎の中間支援の将来』(課題や意見を整理したもの)

1 中間支援の課題

1.1 組織の課題
1.1.1 行政・ボランティアセンターなどの大きい団体
 中間支援の方向性が定まっていない/理解が低い
 異動によるスキル低下および引継の難しさ/スタッフのスキルが育たない
1.1.2 民間団体
 ダブルワークを避けられない(収入が低い)
 組織が脆弱(資金・人材など)
 上記理由により事務力が低い
 指定管理以外では生活できない/指定管理を得るとやりたいことができない

1.2 全体の課題
 中間支援自体が認知されていない
 象徴的な人材(旗振り役)の不在/担い手の少なさ
 情報共有の場がない

1.3 ニーズの課題
 地域ニーズを発掘できていない

1.4 評価の課題
 指定管理の評価は数が重視される
 スキルの価値が低く扱われる/対価が低い


2 課題に対する意見
2.1 地域ニーズと支援の方向性に関して
「NPO支援」では支援方針が散らかる⇒地域課題の分析を行い、課題に沿った支援が望ましいのでは
地域課題を可視化することが重要

2.2 担い手の少なさ
研修などに参加するハードルを上げる⇒意識の高い人材を見つける
情報共有の場を積極的に設ける

2.3 スタッフスキルの維持
業務引継を定型化する

2.4 相談機関同士のネットワーク作り
官民の連携が必要
補足:NPOと企業との連携もある

2.5 指定管理を民間団体が担う方法
複数の団体共同で運営
大分県の過去の例: 講座/協働/施設運営・相談を分業

2.6 地元で足りないものは…
他地域の中間支援の力を借りる

他県の仲間の力を借りながら、長崎のNPO、ボランティア支援を通じて、長崎の地域課題を解決していくためにお役に立てるよう頑張っていきます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。
長崎のNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援組織のハンズオンながさきです。

行政の補助金についておさらいしたいと思います。

補助金は名前の通り、実施主体が事業をする時に自己資金だけでは不足する時にサブ的な意味合いで補助されるお金です。
どんな活動にも補助されるわけではなく、社会にとって必要な活動=公益的な活動である時に、補助金という形で行政からお金が給付されます。

補助金は国から県とか市と言った下位自治体への補助金もあるし、行政が民間へ給付する補助金もあります。

補助金の解釈がおかしなことになってるんじゃない??と思うことがあります。

補助だから自己資金が足りない事がまず前提であって、最初から補助金ありきの事業が多いなあと感じてます。
施策で目的とする状態を作るために補助金という餌を使って事業を民間組織や地方自治体にやらせる。
明治時代以降の中央集権体制ではそれが当たり前で、国をとにかく早く強くして欧米列強に植民地にされないための中央政府の施策だったんだろうなぁと思います。
人にいうことを聞かせる時は懇意にお願いする、それをしないできない時はお金で言うことを聞かせるという構図です。

こうなるとお金の無い地方自治体は、目的と違っても補助金がたくさんもらえるからそっちの事業をやろうと判断することもあります。

そんな繰り返しで今の街ができている。

また、補助金を預かって事業をする組織も補助金が当たり前になると、補助金がなくなったときに「なんで補助金も無いのに、やらなきゃいかんのだ」と考えてしまいます。

地域の課題が地域ごとに違うことがこれだけあきらかなのに、決まり切った補助金頼みの行政、活動しかできない。

なんとも変だなぁと思う補助金です。
みなさんは、補助金って何だと思いますか?
このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。
長崎のNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援組織ハンズオンながさきです。

NPO(組織)の運営やボランティア活動のいろんなことをシェアしあう月に1回のハンズオンカフェ。

今月は、がん患者の居場所づくり、相談支援を行いたい平山さん(赤い服の方)のお話を聞き感想や意見をシェアしました。
00003
昨年12月にがん対策基本法が改正され、働きながら通院する患者さんや、小児がんの子どもが十分な教育が受けられるよう支援を手厚くすることが盛り込まれました。

平山さんが目指すがん患者の活動はマギーズ東京

その地方版のような施設が、石川県金沢市にオープンした「元ちゃんハウス」
元ちゃんハウスは、お医者さんの西村さんががんになって、金沢市内の建物の無償提供を受けてオープンした居場所です。もともとがんと向き合う会があり、それが活動の母体となって活動を始めたそうです。

医療の進歩で、がん=治らないは徐々に常識ではなくなってきていて、がんと共に生きていく人が増えていく社会になるでしょう。

でも、がんをカミングアウトするのは勇気が必要だったり、主治医に意見を言うのは患者としてはとてもハードルが高いことでしょう。

平山さんはホスピスで看護師をしながら、がん患者さんが生き生きと気兼ねなく生きていける社会を創りたいと願って活動をしてます。

昨年オープンした長与町のふらっとスペース希望の光はそんながん患者さんの居場所の一つで、平山さんも仕事の傍ら、希望の光で活動していました。今は希望の光の活動が難しい運営を迎えているということです。

理由が運営資金と人の問題。
がん患者の相談にのる専従スタッフがいて、その給与は他の事業で賄っているため、専従スタッフの維持が難しいこと。
定期的に開催している相談会や食事会、勉強会などは全て無料で行っていて、主な収入がないこと。
がん患者より地域の人たちの居場所となっていたことなど、当初の狙いとズレてきていることが分かったそうです。

元ちゃんハウスと希望の光の運営費の違いは元ちゃんハウスは基金を作りその運用収益により運営していること。がんとむきあう会という母体があるからこそできることではないかと思います。

カフェに参加した20代の学生さんは「がんという病気になじみがなく、想像することは難しかった。だからこそ、自分が知らない社会のこと、困っている人のことを知ることができた。」と後で感想で寄せてくれました。

市民活動をやっていくとどうしても運営について課題に当たります。
今回のように活動資金、活動者についての悩みは多くの団体に共通することだと思います。

ちなみに、カフェに参加した方々の団体では、会費+助成金収の団体、事業収入を得ている団体、イベントの参加費収入がある団体など、その団体ならではの工夫をされていました。

平山さんが、活動をしようと思っていても、活動して、お知らせしなければ誰にもわかりません。
それはとてももったいないことだと思います。
「どんなにいい活動をしていても知られていなければやっていないのと同じ」と以前、レクチャーを受けたことがあります。

平山さんにはこれからcancer suportとして名刺を作って活動を始めてほしいと参加者全員でエールを送りました。
このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。
長崎のNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援組織
ハンズオンながさきです。

以前、参議院で改正NPO法が通過したことをお知らせしました。
2016年5月25日 NPO法の改正

いよいよ、2カ月後の4月から施行されます。
もう一度おさらいすると、
1.事業報告書や役員報酬規程等の備え置き・閲覧期間が3年から5年に

2.認定NPO法人などが海外へ送金・持ち出しする場合の、事前届け出から事業年度終了後に報告へ

3.仮認定NPO法人が特例認定NPO法人へ名称変更(認定基準は変更なし)

4.NPO法人設立の縦覧期間を2ヶ月から1ヶ月に短縮。また県の公告から県HPで公表と手続きが簡単に

5.資産総額に変更が生じた場合は、登記が必要だったが、資産総額の登記自体が廃止され、貸借対照表の公告方法を定款で定め、公表することを義務化。(ただし、施行は別途政令で定める日となる)

6.内閣府サイトの事業報告書はNPO法人自身が掲載できるように。

以上が改正ポイントです。

長崎県県民協働課では、改正NPO法の説明会を行います。
日程や内容はチラシをご覧ください。
000031000032
改正NPO法を学ぶチャンスであり、法人のマネジメントを行う立場の方は
必ずご参加ください。
このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。
長崎のNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援組織のハンズオンながさきです。

image

まちのことをフリートークするラジオ番組のなないろパーク。
アートクエイクさんと長崎シティFMさんのご協力でやってます。

今回のゲストは自然共育コミュニティ森のわの奥村さんと薩本さん。

ちっちゃい子供が自然の中でたくさん遊べる活動をやってます。

こういった活動を通して、長崎のいろんなNPOが繋がったら面白いなぁという話になりました。

スタジオにはクスノキの枝と葉を持って来て爽やかな香りが!お伝えできないのが残念です。番組はよく笑いました。

放送は2月25日午前10時からと28日22時からです。
長崎シティFM81.3MHzでどうぞ。
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ