こんにちは。
長崎のNPO、ボランティア活動をサポートする
任意団体 ハンズオンながさきです。
長崎シティFMのラジオ番組「なないろパーク」の収録でした。
まちづくりについて好き勝手に話し合う番組。
長崎大学経済学部の学生のみなさんが今回のゲストです。
学生の方に長崎の街の好きなもの、嫌いなものを聞いてみました。
学生さんたちから出た意見は
長崎の街は観光資源がいっぱいあるけど、地元の人が説明できていない。
坂道が多くて不便(しょうがないけど)。
路面電車が満員で東京みたい。
食べ物がおいしい。
挨拶してくれる。などなど。
学生さんの意見で、地域の行事に関わりたいけれど、どこに聞いていいのかわからない。
といった意見や、地域からは、行事をするのに若手がいないという声も聞くので
お互いに声かけあう場が必要かもねと思いました。
詳しくは本放送をお聞きください。
放送は12月3日(土)午前10:00~10:30、
再放送は12月6日(火)22:00~22:30です。
2016年11月
熊本地震のボランティア募集状況
長崎のNPO、ボランティア活動をサポートする
任意団体 ハンズオンながさきです。
4月に熊本地震があり、いまでも被災された方から
生活再建のボランティアニーズがあります。
それも少しずつ落ち着いてきて、閉所される
ボランティアセンターも出てきました。
熊本地震のボランティア活動を予定されている方は
各地のボランティアセンターの状況を確認してください。
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「益城町災害ボランティアセンター」の活動
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益城町社会福祉協議会は、現在、毎週金曜日・土曜日を中心に
災害ボランティセンターの活動を行っています。
益城町では4月21日(木)の開設から昨日11月27日(日)までの
間に、33,645名のボランティアが活動に参加しました。
益城町では、全国からボランティアの募集を行っています。
11月25日(金)は86名、26日(土)は111名のボランティアが、
それぞれ活動に参加しました。
今後の活動については、12月1日(木)まで活動を一時休止し、
12月2日(金)と3日(土)に活動を行う予定となっています。
詳細については、下記HPをご確認ください。
◆益城町社会福祉協議会ホームページ
http://www.mashiki-shakyo.or.jp/
◆益城町災害ボランティアセンターFacebook
https://www.facebook.com/kumamoto.mashiki/?fref=ts
■■熊本市■■
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「熊本市災害ボランティアセンター」の閉所
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熊本市社会福祉協議会では、毎週土曜日・日曜日及び祝日を活
動日として災害ボランティアセンターの活動を行ってきました。
熊本市災害ボランティアセンターでは、4月22日(金)の開設か
ら11月23日(水)までの間に、38,378名のボランティアが活動に
参加してきましたが、26日(土)をもって閉所しました。
詳細については下記よりご確認ください。
◆熊本市社会福祉協議会ホームページ
http://www.kumamoto-city-csw.or.jp/
◆熊本市社会福祉協議会Facebook
■■西原村■■
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「西原村復興支援災害ボランティアセンター」の閉所
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西原村復興支援災害ボランティアセンターでは、毎週土曜日・
日曜日を中心に活動を行ってきました。
西原村復興支援災害ボランティアセンターでは、発災以降、計
15,000名を超えるボランティアが活動に参加してきましたが、11
月26日(土)をもって閉所しました。
26日(土)は、41名のボランティアが、家財の移動やブロック
撤去などの活動に参加しました。
今後の活動等については下記よりご確認ください。
◆西原村社会福祉協議会ホームページ
http://www.asoyamabiko.hinokuni-net.jp/nishihara/
◆西原村復興支援災害ボランティアセンターFacebook
市民の仕事術を読んで加藤さんを思い出す
長崎のNPO、ボランティア活動をサポートする
任意団体 ハンズオンながさきです。
市民の仕事術という本を読んでいます。
NPO法人せんだい・みやぎNPOセンターの元代表理事で
故人の加藤哲夫さんが書かれた市民活動をやっていく上で
必要なことが書かれている本です。
加藤哲夫さんと出会ったのは2007年でした。
当時、私はボランティア支援担当の仕事をしていましたが、
ボランティアのことを全く理解できず苦しんでいました。
いろんな方の講演を聞いたり本を読むと
「奉仕するのがボランティア」
「お金をもらってはいけない」
「自分がやりたい活動で楽しむことが大事」
・・・いまいちしっくりこない。
奉仕→偉そうな感じがする。。
お金→電話したり活動場所まで行くのにお金かかるし
やりたいこと→趣味でいいんじゃ?
そんな疑問だらけの私が、福岡の講習会で知った
加藤哲夫さんの話がすごく面白かったので長崎に来ていただくことを企画しました。
当時、加藤さんの講演料は30万円位だったと思います。
職場では「高い」「そんな価値があるのか」と否定的な意見が強かったのですが、
結局、一度はやってみようということになり、加藤さんをお招きすることができました。
そこで加藤さんがおっしゃったボランティアの定義は
「ボランティアとは好きで奉仕したがっていたり、ただ働きする人ではない。
市民自身による社会問題の解決行動である」
この一言で、私はボランティアの意味がはっきり分かりました。
社会問題への取り組みを自分でやる。責任を負う。
市役所がやってくれればいいのに、企業の責任だという前に
「これは私に関わる問題だ。だから私がやるんだ」という主体性。
その主体性はどこから起こってくるのか。
その後に、加藤さんの本を読んでいくと主体性は外部からの刺激による。
外部とは自分とは異質の他者である。異質な他者を認め、受け入れる覚悟ができ
他者と接したときに自分の主体性が生まれてくる。
災害を考えるとわかりやすいかもしれません。
(外部)被災した状況をテレビやウェブで見る
→なんてひどいんだ、自分が何かできないだろうか(主体性の惹起)。
一つの事例です。
ボランティアはお金は手段であって、自己満足は副次的であって
まずは、社会問題の解決に取り組むことであるというのは
今でも私の中で生き続けています。
あなたが考えるボランティアはどんなものでしょうか。
NPO法施行28年を迎える12月前に
長崎のNPO、ボランティア活動をサポートする
任意団体 ハンズオンながさきです。
もうすぐ12月。
12月は特定非営利活動促進法(NPO法)が施行された月です。
1998年に施行されたので28年になりますね。
人間でいうともう一人前の大人です。
ボランティア団体に対し、「認証」(許可ではない)によって
NPO法人という法人格を与える法律です。
※認証とは、きちんと設立の手続きがなされたことを意味する。
よって、その法人がきちんとしていることを意味するわけではない。
が、多くの人は認証を受けたと聞いたらちゃんとした団体と捉えている。
内閣府NPOホームページ
2012年に改正されたときは、
特定非営利活動の分野が17から20に増えました。
(観光の振興を図る活動、農山漁村及び中山間地域の振興を図る活動、
都道府県・政令市の条例で定める活動が追加)
今ではグリーンツーリズム活動は当たり前ですが、この時までは対象になっていませんでした。
また、税制優遇を与える認定NPO法人が大幅に改正されました。
認定機関が国税庁から都道府県・政令市に移ったこと、
仮認定制度が導入され、
以前より認定NPO法人の法人格取得がカンタンになり寄付が増えることが期待されました。
この時期に長崎でも5法人が誕生しています。
またこれらの流れが追い風となり、全国各地で市民が寄付して市民が使う
市民コミュニティ財団が続々と誕生するようになってきました。
また、「ボランティアなのにお金が動いているのは怪しい」といった疑念を払しょくする
新たなNPO法人会計基準が取り入れられました。
これによりNPOのお金の面での信頼性、透明性、説明責任を明確にすることになりました。
こうして寄付を受ける土台整備が進んでいきました。
今年2016年はまた法改正があり、文書保存期間が5年間になったり、
NPO法人情報が内閣府のHPから閲覧できるようになったり、
設立時の縦覧期間が1か月に短縮されるなど、
より市民に身近になり、かつ法人としての信頼確保に取り組むべく改正されました。
長崎ではこれまで600以上のNPO法人が誕生し、
100以上の法人が解散・認定取り消しとなって消滅しています。
NPO法人でなくても活動しているNPO(任意団体)、ボランティア活動者もたくさんいます。
法人格の取得を目指すNPO法人は今一度、NPO法がどのようなものか、
どんな趣旨で設立されたのか、それは自分たちの活動目的に合うことなのかをご確認ください。
指宿市の住民活動の拠点にお邪魔しました
長崎のNPO、ボランティア活動をサポートする
任意団体 ハンズオンながさきです。
11月20日は前日に引き続き指宿市内の視察でした。
前日に市役所の方から、「地区の住民が動き出して
自分たちで学童やったり、拠点を作って運営を始めたんです」
と聞いたので、ぜひ見せてくださいとお願いして連れて行ってもらいました。
そこは旧山川町の福元地区。
(↑地区住民の居場所 茶飲場。住民の活動を支える小野さんと小野さんを支える池元さん)
5年前まで住んでいた住宅を改修して、住民が作ったい場所です。
これからクリスマスや年末の忘年会が控えていて、今は女子会など頻繁に使われているそうです。
(↑茶飲場の庭に咲いていたバラ。このほかにもキンカンとか柿の木があって焼酎につけたらおいしそう)
で、課題が運営費をどうするか。電気も水道使うのでそのお金を捻出するために
利用料を入れる「貯金箱」を置いてますが、それだけじゃ足りないというのはわかっていて
利用する住民が集まって考えているとのことでした。
(↑茶飲場の中。机とかイスとか食器とか持ち寄りや寄付で)
この茶飲場ができたのは地区長さんのチカラが大きかったと小野さん。
旧山川町の地区長の仕事内容を伺うと、市役所の職員かと思うほど仕事がたくさん。
この地区は公民館を拠点とした活動も盛んで公民館の空きがないときは茶飲場を使うとか。
(↑住民活動の拠点、福元地区公民館。学童もあるしパソコン教室もある)
地区長さんと住民の関係、住民同士の関係などを構築した小野さん、
その地区の住民の方がすごいなあと思います。
(↑街の常識を突破した人たちが実施する放課後の子どもを考えるセミナーのチラシ)
また小野さんが孤立しないように支えている市民協働課パートナーシップ推進係の皆さん、
その市役所の相談者であるディーリンクスの池元さん。
いろんな人のいろんな関わりがあって、街ができていることを実感しました。