Hands-Onながさき ~ながさきのNPO・ボランティア活動サポート団体

長崎のNPO・ボランティアをサポートする任意団体。 連絡先:handson.nagasaki@gmail.com(@を半角に変えてください)

2012年11月

ブログでは、はじめまして!
ハンズオンのけんちきです(´∀`)

本日、第4回ハンズオンカフェ開店しました! 


今回のテーマは、助成金

助成金とはなにか?に始まり、
探し方、選び方、申請方法まで


助成金についての基礎知識をワイワイ話しながら

一緒に学びあいました(`・ω・´)
少しだけ様子をお伝えします!

***本日のおしながき***
●自己紹介
●ハンズオンゲーム(導入のワーク)
●助成金ってなぁーに(種類、探し方など)
●フリートーク
●ふりかえり
**************

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ハンズオンゲームでは、

あなたが年末ジャンボ宝くじで当った2億円、
人に使ってもらうとしたら、どんな助成金を作る?

というお題で、個人ワークをしてもらい

妄想を語ってもらいました!!

『宝くじ当ったらバナシ』 
この時期によくある光景ですねー(笑)
(うちの親も宝くじ当ったら、私に家を買ってくれるそうです(笑))

さて、みなさんなら助成金を
どんな人にどんな風に使ってほしいですか?


【それぞれ、夢を語っています】
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…さて。ここで、少し考えてみてください(.. )

せっかく当った宝くじ。
自分たちの意図・目的と合致しない人にお金を渡せるでしょうか?

宝くじならまだしも、
もし自分たちが苦労して貯めた貯金を人に使ってもらう場合、
計画性がなさそうだったり、
実現力がなさそうな感じの人に任せることができるでしょうか?

…うーん。私は簡単に任せることはできませんね…(^^;)



助成金について学ぶために、頭に入れておきたい事。

助成金
は、助成する側が目的と意図を持って託すお金

だから見返りとしての成果を求めるし、託す相手を慎重に選ぶのです。

そういった助成側の視点を頭の片隅に入れながら、
今回の勉強会をみんなで進めていきました



【みんなでフリートーク】 
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「助成金とは…、事業計画は…、助成金の探し方は…。」
代表のMATSUから、助成金についての基礎知識を聞いた後は、


ざっくばらんな意見交換フリートーク(・∀・)


・うちではこんな助成金を取った~
・助成金が余ったらどうするの?
・後になって助成対象の経費にならずに自腹を切った事が…
・直前にもらえる助成金とかあるの?
・助成団体は目的と合致する団体が応募してこなかったらどうするの?
などなど...

実際に助成金を取って活動をしたことのある方の経験談を織り交ぜた話や、
ぶっちゃけ聞いてみたい気になることなどを話しました(´∀`*)

中にはこんな話も。

・助成金は麻薬みたいなもの
・長崎は助成金が多いような…
・助成金は自立するのを妨げる

などなど...

なるほど…
そうです、助成金はあくまでも「一時的な資金」

助成金は頼るものではなく活用するものであり、
上手に活用する事で団体の運営基盤の強化に
つなげていけることが望ましいことです


今日は商売をされている方が参加していたので、
経営論に関する話も少し聞けて、気づきがありました。


【ボードに書けないくらいの様々な話が…】
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【いろんな人たちが集まる豊かな場だなぁ】
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今日のカフェも、たくさんの話ができ、みんなで共に学びました


それにしても、このハンズオンカフェ、
NPO、民間企業、行政、中間支援などのメンバーが
いろんな視点で腹を割って話せる事がとても貴重な場です(´∀`*)

ぜひ、みなさんも遊びに来ませんか?

次回の第5回ハンズオンカフェは12月26日(水)
です。

お待ちしております

文責:けんちき
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明日は子どもの遠足のお弁当作り@シローです(・◇・)ゞ

11月25日、長崎県大村市に行ってきました。
NPOの個別相談と地元のボランティアセンターとの意見交換です。

午前中は子育てママたちの支援活動をしている団体からのご相談です。
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ママたち5~6人で運営しており、主に3つの相談がありました。
1.ママたち向けの情報誌発行で広告収入があり、イベントで参加費を徴収しているので大村市からボランティア活動と認められていないため協働したいことがあっても進まない。
2.情報誌の発行を対象児童を持つ当事者の若いママたちに任せたい。
3.25年度の事業で助成金を申請したい。

シローとケンチキくんは???
事業収入≠ボランティア活動なのかさっぱり分かりません。
シローが師と仰ぐ方はこう言ってました。
「ボランティアとは無償で他人に奉仕したがっている人ではない。
ボランティアとは市民自身による社会問題の解決行動である
この定義からすれば、有償・無償は関係なく、
その収入を団体の社員に分配せず、
その団体が本来行っている公益活動に充当すればOKということです。
(長崎県のNPOってなんだろう?というパンフレットQ9に記載されています)

これはボランティア=無償の奉仕という誤訳からイメージされるものと思われます。
ハンズオンとして
「この活動が主に大村のママたちを対象とした市民による
公益活動であることを堂々と謳うこと。
文書作成が苦手ならば得意な人を巻き込んでしまいノウハウをもらうこと。
当事者の中にも必ず活動する側に立ちたい人がいるのでよく探すこと」
とアドバイスしました。

この団体のように経済的に自立している団体は本当に貴重です。
これは代表者が「赤字になったら継続できない。それはママたちの支援にならない」と
考えているからこそです。またいつでもご相談ください!


大村市の地産池消「おおむら夢ファームシュシュ」で美味しいランチをしてから
午後からは大村市ボランティアセンターにお邪魔しました。
担当者の方はとても快活で常に窓口でのWelcome!な対応を心がけているとのことでした。
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このボラセンでは登録ボランティアが自らボラセンの広報誌を作るなど
自主参加を尊重した運営をしています。

スタッフの方からの相談で
「もっとNPO法人、NPO法について学びたい」と言われたので
あっさり「じゃハンズオンと一緒に勉強会しましょうか」と言ってしまいました。
センターでは誰でも対応できるようにマニュアル化したいそうです。

長崎県が発行している「NPOって何だろう?」パンフレットを紹介しましたが
読むだけではわからないのでマニュアルを作ることで身につけたいと
向学心が旺盛なスタッフの方々でした。

一日を通して、NPOの活動・運営に関しての専門的な知識を知りたい、
そのための相談窓口が欲しいというニーズが
あるなあと実感しました。 
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とりあえず代表@MATSUです

ハンズオンカフェが近づいてきました。
今週の28日、水曜日 開店です


今回のテーマは、助成金
助成金の探し方、選び方、申請方法まで
助成金についての基礎知識をワイワイ話しながら
一緒に学びあいたいと思います。

【日時】11月28日(水) 18:30~20:30 出入り自由です!!
【場所】出島交流会館5階フリースペース
参加費100円です。

詳細はチラシで、こちら↓クリックしてください
http://image02.wiki.livedoor.jp/h/i/hands_on_nagasaki/85da0bacff8391dc.pdf

申し込みは、メールで
hands_on_nagasaki@livedoor.com

是非来店ください、よろしくお願いします<(_ _)>


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とりあえず代表@MATSUです。

鵜尾雅隆さんの「ファンドレイズが社会を変える」を読んでいて、すごく共感したところがありました。
どうしても紹介したくて、引用させていただきます。

アメリカでのあるファンドレイザーの情勢との出会いでした。
彼女は、ファンドレイジングで成功し、相当のお金を集めていました。
あるワークショップで、
「どうしたら、そんなに寄付を集められるのか」と質問を受け、彼女が答えた言葉がとても印象に残っています。

「私は、寄付をお願いしたことはない」

私は、ハッとして耳を疑いました。「寄付をお願いしたことがない? こんなにたくさん寄付を集めているのに?」彼女の言葉を待ちました。

「私がやっているのは、第一に潜在的支援者に対して、自分のNPOのサービスの受益者たちが抱える問題を説明し、共感を得ること。第二に、NPOがもつ解決策について説明し、納得してもらうこと。このことを徹底的に繰り返し行っているにすぎないのです」

「この問題を解決したい」という気持ちをまず共有したうえで「私たちの解決策が一番ですよね」ということさえわかってもらえれば、たとえ寄付でなくても、何か具体的な支援につながる可能性が高い。
もし解決策に納得してもらえなくても、共感さえしてもらえれば、それだけで社会的な意味があるというのが彼女の考え方です。
その人が何かのアクションを起こしたり、今後の生き方や考え方を変えるかもしれないからです。
つまり、
彼女にとってファンドレイジングは、単なるお金集めの手段ではなく、「社会を変える手段」なのだということです。
お金が集まるかどうかは、あくまでも結果なのだという位置づけです。

ハンズオンながさきが目指していることとドンピシャです。
「寄付するに値すべき活動をする、その結果としてお金が集るんだ」です!
その為にも、人と人をつなげ価値ある活動を広げていきたい。
ハンズオンと一緒に、社会を変えていきましょう。よろしくです<(_ _)>
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お風呂上り@シローです( -д-)ノ

今日は仕事の合間を縫って活動している知人の元へ顔を出してきました。
近々、結婚することをfacebookで知ったのでお祝いを言いに行きました。

結婚に至るまでのことは和気あいあいと話せたのですが、
結婚後の話になると知人の悩みがリアルに感じられました。

「結婚して子どもを育てていけるのか」

知人の職場は行政からの委託事業で運営しているため
単年度かつ収入が低く家族を養っていけるのかという悩みでした。

長崎県職員の23年4月の平均給与は42万円。
知人は25万円。60%です。控除後の手取りは17万円でさらに低くなります。

行政監査などで人件費支出を問われて「給料高いですねー」
という行政職員に知人はムッとしたと言っていました。

行政の本来業務を行政に変わり受託機関が実施するのが委託事業。
受託機関の専門スキルを活かしより効果的に、効率的に業務を執行します。
なのに、なぜNPOが受託機関となった場合、人件費が行政より低いのでしょうか?
専門スキルがあるならばリスペクトとして通常の行政事務職員よりも人件費が高いと思うのですが?
行政が本来的に行う業務であれば行政と同等の人件費=コストがかかってもいいはずですが
NPOへの業務委託費の多くは行政よりも低いコストになっています。

効率的とはダンピングして市民活動者を疲弊させることなのでしょうか。
ならば業務委託仕様書にそのように謳うのが筋でしょう。
ボランティア=自発性・自主性に乗っかって不要な負担を強いることは
市民活動の発展を阻害すると思います。

また、そのような議案を通す議会、議員の勉強不足もあるでしょう。
これは議員にきちんと市民の課題を伝えず、陳情や要望ばかりしてきた私たちの責任です。
行政はそれに答えただけなのかもしれません。
それは困っている人がいても、低賃金で誰かに対応させればいいやという文化であり、
それが蔓延していることを危惧します。

愛知県が決めている「あいち協働ルールブックの推進にむけて」は
今後のNPO、行政の協働の参考になると思いますのでご覧ください。
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