こんにちは。
ながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援団体のハンズオンながさきです。

6月10日に、不登校・引きこもり支援情報誌「今日も私は生きてます」編集部主催の講演会、パネルディスカッションに参加しました。

講演会は、和歌山の不登校引きこもり経験者の鴻原崇之さんが、家族との関係や引きこもりの時の気持ちなど話されました。

私が一番関心を持ったのが、鴻原さんと父親との関係でした。
父親は厳しくて立派で、父親に褒められたら嬉しい、怒られたら怖いという昭和的に普通の方。

子育てはほぼ母親かしていた鴻原さんのご家庭。もしも、父親が乳幼児のころから子育てに関わっていたらどうだったんだろう?

今年3月に、東京で父親から虐待を受けていた5歳の女の子が「ゆるして」と書いて亡くなった事件がありました。

もしも父親が女の子への接し方を変えていたら、母親が誰かに相談できていたらどうだったんだろう。

よその家のことだからでは済まされない、社会のみんなで関わりあうことが必要なんじゃないか。

事件のことをオーバーラップさせながら鴻原さんのお話を聞いていました。

強く、厳しい父親の役割だけでは子どもを幸せにできない。子どもにどうなって欲しいのか、それを話せる関係を子どもと一緒に築いているか?

親として周りにいるオトナとして問われているような気がしました。

主催者の皆さん、ありがとうございました。