こんにちは。
長崎のNPO、ボランティア活動をサポートする中間支援団体のハンズオンながさきです。

昨日は長崎市市民協働推進室が主催する研修に参加しました。

テーマは「市民協働と地域課題」についてです。

講師からいろいろお話がありましたが、市民活動支援をやっている団体としてグサッと刺さったのが、「市民活動団体の提案力が弱い」という指摘です。

市民活動団体の多くが、「地域にとっていいことをやりたい」と活動をしているけれど、それは本当に地域の課題解決に結びついているのか根拠(ニーズ)と活動が合致しているか説明ができていないという点。

痛いなあ。。

行政のお金=税金を使ってまで、市民活動団体の活動を支援する意味があるのか?の問いにとても弱い。

最近は、助成金を出す団体の意識が変わってきて

活動の効果>地域の課題>市民活動団体の想い

というように効果測定が重視されてきています。

それは、長崎市も高齢者が人口の1/3以上を占めるようになり、財政も行政職員も不足している中で福祉サービスを落とせない、福祉ニーズが拡大している状況が急速に進んでいるからです。

地域の困りごとと市民活動団体の強みをどうコラボするか。
まずは地域の困りごとをどう把握するのか、調べるチカラが圧倒的に不足していることを痛感させられました。

ハンズオンながさきが支援したいのは、市民活動団体の活動による地域課題の解決であることを再認識しました。そのためにはハンズオンながさきが地域の課題を捉えていなければならないということもです。

これまで、市民活動団体の情報発信の状況を調べたり、市議会議員の市民活動に対する意識を調べたりしたことはありますが、具体的な地域の個別課題を調べたことはなかったなと。

子育てや福祉など各分野で取り組んでいる市民活動団体の方は、どのように地域課題を捉えているのかを調べようと思います。