こんにちは。
ながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする
任意団体 ハンズオンながさきです。

ここ数日、県内の助成金・補助金の様子を見ています。
異変?を感じます。

先日、長崎市市民協働推進室のホームーページを見ていたら
市民活動団体の事業に補助する
平成28年度スタートアップ補助金、ジャンプアップ補助金の
第3次募集が掲載されていました。

第3次??
補助金申請者が少ないのか、決定者が少ないのか。
ホームページを見ると
1次募集時の審査結果が2件、392,000円。
2次募集時点の審査結果が2件、291,000円。

長崎市のホームページで平成28年度の市民活動支援補助金(45ページ目、H1-255は
2,500,000円(内300,000円は人材育成のための研修開催補助で新規拡充分

単純に言えないかもしれませんが1,517,000円ほどが余っている計算になります。
(市民活動団体のスタッフ研修派遣補助を含む)

公益財団法人県民ボランティア振興基金も9月16日まで
2次募集をしていました。(約400万円分と推測)
これは、申請しやすくするため時期を敢えてずらしているとのことです。

市民活動団体の資金需要が無くなったのか?
(しかし、九州ろうきんの第13回NPO助成の申請は42件、その内決定は11件で予算満額)

1次募集、2次募集で予算を上回る申請がないのか?
申請はあったが決定が予算を大幅に下回っているか?
助成金を募集する団体、内容に課題があるのか、
申請する市民活動団体に課題があるのか、
そのいずれにも課題があるのか?

長崎市市民協働推進室の補助金申請を考えて、
結局申請しなかった団体に理由を聞いたところ、
「団体登録してもメリットがないし、報告とか手間がかかる割に
補助額(補助割合)が低くて、やめることになった」

と言う事です。遠慮していっているんでしょうけれど補助率うんぬんより
「登録してメリットがない」という理由は大きいなあと感じました。

団体としては支援をお金だけでなく、ボランティア募集の仕方や
組織運営の相談など支援してほしいことがたくさんあるのですが
それに見合う支援を期待できないことの表れなのかなあと思いました。

なんか、市民活動団体と助成団体との意見交換の場が必要な気がします。
お互いに求めていることが違っていて、
違うまま「こうなっているから」というだけで進んでいるような気が。。。

助成金を募集する団体のスタッフさんも困っているのではないかなあ。
市民活動から助成申請の悩みを聞くことはありますが、
助成する側の団体のお話を聞きに行ってみようと思います。