ながさきのNPO、ボランティア活動をサポートする
任意団体 ハンズオンながさきです。

社会人、学生が仕事や授業の合間を見て活動しています。

主な活動は、相談を受けることです。

今日は長崎市で活動するFさんからの相談です。

「団体として助成金の申請をしようと思います。
条件の一つに、地元の社会福祉協議会かボランティアセンターの
推薦が必要ですと書いてあります。
すぐに書いてもらえるものでしょうか?」

結論から言うと、「すぐ」には書いてもらえません。
Fさんの団体のこと、活動の事を知っている社会福祉協議会又はボランティアセンターならば
推薦文を書く材料を予め持っていますが、全く付き合いのない場合などは
団体の概要、活動内容、メンバー構成、活動実績など
一つ一つをヒアリングしなければなりません。

このヒアリングが1時間や2時間で終わったとしても
スタッフが「はい、推薦文できました!」とはなりません。

なぜならば、社会福祉協議会やボランティアセンターは「組織」として
推薦文を求められるので、上司の了解が必要なためです。

上司が一人で、その日にその場にいればすぐにもらえることもあるでしょうけれど
上司が何人もいて、それぞれの上司が在籍しているとは限りません。

となると担当者の方から最後の上司(会長とかセンター長)の目に留まるまで
1週間以上かかることもあるでしょう。

と言うことを想定すると、
推薦文を書いてもらうには最低でも締め切りの1ヵ月前にはお願いしないと
予定通り(締め切りに間に合う)に申請できない恐れも出てきます。

これが、ボランティアセンターの担当者レベルの推薦文であれば
ヒアリングが終わって書いてもらえればいいのですぐにもらえるでしょう
(でも、上司に見せてからという担当者であれば時間がその分かかります)

いかに日ごろから地域の社会福祉協議会、ボランティアセンターと繋がっておくかが大事。

ボラセンスタッフには、イベントのチラシを渡したり、事あるごとに顔出ししておくと良いかも。
スタッフも人間なので顔見知りから頼まれたら嫌というのは勇気が必要なことですし。

それとスタッフが何を書いていいのかわからないという場合もあるので
予め自薦文案を持っていくと、どこがポイントなのかわかるので理解が進むでしょう。
(それを嫌うスタッフもいるかもしれませんが)

推薦文を書いてもらうのだから、自分の団体がどんな目的で、どんな活動をして
そして今回の助成金の目的に沿うのかを自分が説明できる、スタッフが理解できるように
しておけばいいんじゃないかと思います。

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